鳴子温泉

1月30日土曜日、朝起きると10cmほどの積雪!
このくらいの雪は毎冬1、2回と聞いて少し安心する。
ご近所さんにまざって雪かき開始。一番着込んでいるのは見るからに私。
かっぽう着のおばちゃんもいる。寒くないのかな。
雪かきの道具もいろいろあるようで、長年使っておられると思われる木の道具がかっこいい。あれ欲しいな。
雪は軽くてふわふわなので、スイスイ進む。案外楽しいかも…!(たまにだから)
終わった後は、一汗かいて心地よい疲労感。(日頃の運動不足解消?)

なお、私を含め関西人の多くは「東北=雪国」と思い込んでいると思うが、
太平洋側沿岸部はあまり雪が降らないようだ。多くて5回ほどらしい。気温は低い(最低−3℃、最高2℃とか。我ながら環境適応力が高いようで、だいぶ慣れてきた。)が、晴れる日が多いので日中は思ったよりぽかぽか。雪もすぐに溶けていく。

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アトリエから見ている風景。2月3日撮影。

 

さて、私には大雪すぎて外出不可能と思われるなか、「何言ってるの?ほら行くよ」と鳴子温泉へ(しかも車で!雪降りたての時は安全らしい。)

鳴子温泉は東の横綱と呼ばれている温泉郷で、宮城と山形の県境にある。
なお東北弁では「なるご」となまる。

鳴子温泉郷観光協会ウェブサイトより

鳴子温泉郷観光協会ウェブサイトより

気仙沼からは車で2時間ちょっとという感じ。電車でも行ける。
鳴子はこけしでも有名な街のようで、至る所にこけし、こけし。(シュールなの多し◎)

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こけしはそもそも何かというと、木地師さんが自分の子や孫のために作ってあげた玩具とのこと。東北に10ほどこけしの里があり、それぞれ微妙に形が違う。なぜか東北にしかないというのも面白い。

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鳴子には現在40ほどのこけし職人さんがいるそうで、代々描き入れる模様や形が決まっているので、誰の作品かすぐにわかるそうだ。作り方や歴史などをわかりやすく教えてくれて、観光客にはとてもうれしい。(作業の邪魔してごめんなさい)

さて、肝心の温泉はというと、まちの至る所に湧き出ている。

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ホテルや旅館でも日帰り入浴ができるほか、共同浴場として朝早くから夜遅くまでやっているところもある。
鳴子ではじめて温泉が湧いたという神社(なんと平安時代らしい…)のお隣、滝の湯というお風呂がかっこよかった。(しかも150円!)

また、早稲田桟敷湯の設計は石山修武研究室だった。(気仙沼のリアスアーク美術館も石山さん。そろそろメンテナンスを…)

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そして最もよかったのは、東多賀の湯。質素でいて良質。
ケロリンの桶もさらにいい味を出していた。

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1日2日ではとてもまわりきれない温泉の数。
リピーターが多い理由はそんなところにもあるのだろうか。
今度は紅葉が奇麗な秋に行ってみよう。

 

HOUKO