7月中旬、玄関横の手入れが行き届いていない南天の木に、鳥が巣をつくりはじめた。
ムクドリかな、と思っていたがやがてヒヨドリと判明。
ずっと巣にいるなーと思っていたら、卵を産んであたためていることがわかった。
8月9日頃、無事に雛が孵って大きく口をあけているのが見えた!
最初は小さな声だったけど、日増しにピイピイ(お母さんごはんー!)と鳴いているのが聞こえてくる。
家の窓越しから親鳥が雛に餌を与える様子が見れて、「これはまさに夏の自由研究…」と思いながら毎日観察。
そして14日、雛がやたら巣から乗り出しているので「わあー大きくなったねー!」と写真を撮っていたら、なんと!
バサバサっと羽を広げて、一思いにジャンプ…!!巣立ちの瞬間を、見てしまった!!
たった1週間程度でもう飛べるのか、フラフラやけど。しかしこんな状態で自然界に放り出されるなんて、なんて過酷。
はじめの子は、思い切りよく、がんばって遠くまで飛んでいく。
続いて次の子も…いくぞ!と飛び出すも、蜘蛛の巣と枝に阻まれてバタバタ。
なんとか飛び立ったものの、低空飛行でお向かいさんの塀までしか行けず…
そんなところにいたらカラスに見つかっちゃうで!!とこっちはハラハラ。
どうしよう…と思っていたら、なんと!
お母さん(お父さん?)が心配して近くで見守っているではないか!!
おまけに餌まで与えている…!
巣立つと放っておくものなのかと思ったけど、意外と面倒を見るんだなあ。
しばらくして、もう一度がんばってジャンプ!
…するも、今度は家庭菜園のトマトの枝に…だからそこじゃ見つかるってば!!
お母さんも、「もうーしょうがない子ね!」って感じ。笑
そうこうしている間に、3番目の子が恐る恐る巣から出てくるが、慎重派でなかなか飛び立たない(鳥にもいろんな性格があるんだな)。
しばらくして無事に巣立ち!(フィルムカメラでその瞬間を捉えたはず。現像が楽しみ!)向かいの木に留まるのを見届けて一安心。
この間2時間ほど。家の庭で繰り広げられたすごいドラマの一部始終を見た。
興奮冷めやらぬまま、日が暮れて夜に。みんな無事に寝られたのかな。がんばって大きくなれよー!
それにしてもヒトの子育ては特別だ。
自然界で一人で生きていけるように、たくましく育ててやろうと思った一日だった。
嬉しそうに食べるので、まあいいか………